【さよならスパイダーマン】東京ディズニーランド、シーへの影響は? 今後の展開に期待か?

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ようこそ!

今回はUSJの【スパイダーマン】のアトラクションがクローズするのに伴う影響を考えていきます!

東京ディズニーランド、シーにスパイダーマンは来るのか?

【マーベル】の導入はあるのか?

一緒に考えていきましょう!

USJHPより引用

さようなら、スパイダーマン・ザ・ライド

スパイダーマン・ザ・ライドとは?

まずはスパイダーマンについてみていきましょう!

「スパイダーマン・ザ・ライド」(正式名称:アメイジング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド)は2004年1月23日にユニバーサルスタジオジャパンで開業しました。

のちにリニューアルされ【4K3D】となりました。

7年連続「世界No.1ライド」の栄誉にふさわしい、とんでもないクオリティのアトラクションです。

20年経過していますが、乗った時の感動は、全く色褪せません!

映像とライドがミックスされたアトラクションで、スパイダーマンなどは映像ですが、その動きと連動して、リアルなギミックが次々に発動していきます。(炎が吹き上がったり)

映像とライドの連動性がとにかくすごい!

当たり前ですが、ライドは落下していないのに、映像との連動でまるで落下しているかのように錯覚したりととにかくすごいんです!(おかげで酔いもすごい……)

乗った人にしかわからない感動のあるアトラクションでした。

USJHPより引用

スパイダーマンはいつなくなるの?

2024年1月22日

クローズ日は上記のとおりです。

20年を迎えるのに合わせて終了といったスケジュールになっています。

……ここら辺に大人の事情が絡んでいそうな気配がプンプンしますね。

その辺りはこの後、お話しましょう。

スパイダーマンはどうしてなくなるの?

スパイダーマンは誰のもの?

少し細かい話になります。

スパイダーマンは【マーベル】という会社のキャラクターです。

【マーベル】はアメリカンコミックの有名会社で、スーパーヒーローを多数輩出しています。

【アイアンマン】【スパイダーマン】【ハルク】【マイティ・ソー】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】などなど。

今もそうですが、このアトラクションができた当初は今と状況が違います。

どこが違うかというと……

ディズニー社が買収し、子会社となった

このお話は、2009年の話になります。

スパイダーマン・ザ・ライドができたのが、2004年ですから、USJにアトラクションができた後に、状況が一変していることがわかります。

結果として、スパイダーマンは【ディズニー】のキャラクターともいえます。

なので、スパイダーマンってディズニーなのにアトラクションがUSJにあるのは、この辺りの時系列の問題になります。軽く整理します。

STEP
2004年1月23日【スパイダーマン・ザ・ライド】オープン@USJ
STEP
2009年 ディズニーがマーベルを買収。完全子会社化

ここは重要なので、黄色いマーカーをしておきましょう!

ディズニープラスHPより引用

マーベルはどうして、ディズニーの子会社になったの?

ひとことで言えば、経営状況が良くなかったから、ということです。

マーベルの映画は多数出ていますが、かなり複雑な状況が、この経営状況の悪化によって引き起こされています。

それが後にまで響いていたりするんです……(マーベル社は存続のために苦心していたのがわかります)

例えば、ディズニープラスで【アイアンマン】が当初は見ることができませんでした

【アイアンマン2】(2010年公開)以降はみることができるのに【アイアンマン】は見れなかったんです。(今は見れます)

【アイアンマン】は2008年に作られており、ソニーが配給しています

細かい話は割愛しますが、ソニーに権利がある、と思っていただければと思います。

ディズニーの買収が2009年で、その前年に公開されています。このため、ディズニーだけの判断でディズニープラスで公開することができませんでした。

権利関係は【お金】の問題と直結するため、慎重にならざるを得ません。

マーベルはこの【権利】を切り売りすることで、ライセンス料をもらい、何とか経営状況の悪化に歯止めをかけようとしていました。

しかし、結果的にはディズニーに買収される形で、落ち着きます。

【権利】の切り売りがどうして問題なの?

【権利】とはそれを使っていい、ということになりますが、一方で、契約内容によっては、他者の使用を排除することもできます

つまり、ディズニーは自分の子会社でありながら、マーベルのコンテンツを【自由に】使える状況にない、ということになります。

それがよくわかるのが、アメリカのパークに初登場したマーベルのアトラクションです。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ブレイクアウト!

ディズニーランドHPより引用

カリフォルニアにオープンした、フリーフォールタイプのアトラクションです。

東京ディズニーシーにもある「タワー・オブ・テラー」を改装して作られています。(ハイタワー三世のモデルになった重鎮が参画していることでも知られています)

【アイアンマン】【スパイダーマン】といった昔から親しまれているヒーローではなく【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】という新しいヒーローをテーマにしています。

【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】ももちろん人気ですが、それだけが理由ではありません。

【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】は2014年に公開されており、2009年の買収以降の作品となっています。

つまり、マーベルがディズニーの子会社になってから誕生した作品です。アイアンマンやスパイダーマンとは誕生の経緯が異なります。

ゆえに、一定の制約を受けませんでした。

契約の話は表に出てくることはないので、断定できませんが、【アイアンマン】や【スパイダーマン】といったキャラクターを一定のディズニーパークで出すことができない契約となっています。

例えば、フロリダのユニバーサル・オーランド・リゾートに【アイランズ・オブ・アドベンチャー】というエリア。

このエリアは【マーベル】をテーマとしています。

ディズニーに【マーベル】のエリアを作られてしまえば大打撃を受けてしまうため、ユニバーサル社はディズニーに一定の金額を払うことで、現状を維持しています。

合わせて、このエリアから一定の範囲で、このエリアで使用しているキャラクターの使用を不可とする契約も結んでいるとされています。

この辺りの契約が理由で一定のキャラクターの登場が、ディズニーパークで不可になっています。

東京ディズニーリゾートに関しては【スパイダーマン】がその対象と言われています。

契約満了? 契約破棄?

先ほど少し触れましたが、スパイダーマン・ザ・ライドが20年で営業終了となり、大人の事情の匂いがすると。

それがまさにこの契約の話。

契約は通常、無期限で結ばれることはなく、有期限でそれを更新していくことがほとんどです。(マンションなどの賃貸の契約もそうですよね)

おそらく契約が満了となり、どちらかが更新を望まない、といった形になったのではないでしょうか。

あくまで推測に過ぎませんが、これにより【スパイダーマン】が東京ディズニーリゾートで登場する可能性が、一気に出てくるのです!

前段が長くなりましたが、東京ディズニーリゾートに【マーベル】ないし【スパイダーマン】が登場するのか!?といったお話へ。

東京ディズニーランド、シーにマーベルが来る?

【マーベル】が東京ディズニーランド、シーに来る可能性は……?

USJからスパイダーマン・ザ・ライドがなくなる前から、東京ディズニーランド、シーは【マーベル】作品の登場を模索しているようです。

アンバサダーホテルですが、【アベンジャーズルーム】、【アイアンマンルーム】を期間限定ではあるもののオープンしています。

ディズニープラスHPより引用

これは【マーベル】の日本での人気を確認しているのだと思います。

ここで大人気であれば、次の施策を考えていく、といったところだと思います。

ただ、ここでちょっと気になる点が。

というのも【マーベル】作品自体の失速です。

アベンジャーズからアイアンマン、キャプテンアメリカなど、昔ながらのヒーローが続々引退。それに伴い、興行収入などが伸び悩んでいます。

2023年に公開された【マーベルズ】がまさにそれ。大失敗とのレッテルが貼られており【マーベル】作品としては、過去最低の興行収入になっています。しかも赤字です。

ヒーロー映画が多数つくられたことによる、ヒーロー疲れ、みたいな言われ方をしますが、やはり【アベンジャーズ/エンドゲーム】(アイアンマン、キャプテンアメリカがいなくなる映画)の影響が大きいのでしょう。

個人的には、ここが区切り、と捉える人が多く、それ以降はヒーローを追う事自体をやめているのでしょう。

失速が顕著になるなかで、東京ディズニーランド、シーへの登場は果たしてあるのでしょうか?

個人的には少し難しい、と思っています。それは次の理由です。

その理由を3つに絞ります!

1:【マーベル】人気の失速
2:エリア開発が難しい
3:オリジナルコンテンツへのこだわり

1:【マーベル】人気の失速

これは先ほども少し触れました。

結局のところ【マーベル】を登場させる理由としては【集客】です。

特に【マーベル】を登場させる場合、その役割は【新規顧客】の開拓、ということになってきます。

というのも、日本の東京ディズニーランド、シーではミッキーやミニーのような可愛いキャラクターが好まれる傾向があります。

そうすると、ミッキー、ミニーといった可愛いキャラクターが好きな層の来園が多くなります。

【マーベル】はそれとは逆の【カッコイイ】キャラクターが魅力の1つとなっています。

つまり、カッコイイキャラクターが好きな層の来園を促す、というのが導入目的となってきます。

それ自体は、非常にいいことだと思います。

ちなみに【スターウォーズ】も同じようなベクトルになってきます。まあ、【スターウォーズ】はR2-D2などかわいいキャラクターもいますけど。

ただ【集客】を考えた時に、人気が沸騰している場合は、やはり見たいですから人気が出そうですが、その後の継続した人気、といった面に不安が残ります。

【マーベル】自体が失速すれば、それに連動するようにパークの施設の人気も無くなっていく可能性がありますから。

先行きが不安定な中での導入は二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。

2:エリア開発が難しい

これは【マーベル】というよりかは、パークの問題です。

現在、パークでは新しい何かを作るための土地を捻出しなければいけない状況になっています。

元々の計画もありますが、駐車場を立体化することで、駐車場だった場所を開発エリアとしています。

今の美女と野獣のエリア、スペースマウンテンのリニューアルなんかがまさにそれです。

このため、土地の捻出がどこまでできるか、といった問題があります。

【マーベル】を導入する場合、単発のアトラクションよりかはエリア開発になりそうですし、その方が魅力的だと思います。

現在、東京ディズニーランド、シーを運営しているオリエンタルランドは、東京ディズニーランドのアドベンチャーランド、ウエスタンランド方面を何とかしたいと考えています。

これは反対側に美女と野獣のエリアがあることで、そちらにゲストが流れているからです。

ただ、アドベンチャーランドの裏側には会社があるため、これを移転等させる必要があるため、開発は簡単ではありません。

まずはそこに手を入れたいでしょうから、ますますエリア開発は遠のきそうです。

そこに作る、ということも考えられなくもないですけど、そうなると開発に何年かかるかわからなくなるので、現実的ではないでしょう。

東京ディズニーシーは今年の6月に新エリア【ファンタジースプリングス】がオープンしますので、大規模な開発はしばらくお休みかな、と思っています。

3:オリジナルコンテンツへのこだわり

東京ディズニーランド、シーを運営するオリエンタルランドは、オリジナルコンテンツへのこだわりを見せています。

以前は、海外パークの良い物を再現する、みたいな傾向でしたが、日本国内の人口減少などを見据えて、インバウンド需要を狙っているようです。

美女と野獣のエリアはまさにそれ。

海外のパークでは美女と野獣のエリアはレストランとなっています。一方で日本の場合は「アトラクション」となっています

海外パークにはない、日本オリジナルコンテンツとなっています。

ベイマックスのハッピーライドも、設計自体は海外のパークの流用ですが、ベイマックスをテーマにしたアトラクションは日本オリジナルです。

ここで一つお断りなのですが、ベイマックス、実は【マーベル】の出身なんです。

ですが、映画は【マーベル】ではないので、今回の話の【マーベル】には含めていません。

オリエンタルランドはオリジナルコンテンツの導入を目指す中で【マーベル】を導入しようとすれば、オリジナルコンテンツが欲しいとなります。

そうなると、アトラクションの内容含めて、かなりの調整が必要になってくることは容易に想像がつきます。

ともすれば、時間がかかりますから、先ほどの話とリンクしますが【マーベル】の人気が下降気味な中ではなかなか導入に踏み切るのが難しいように感じます。

それでも希望はなくならない

可能性はまだまだ残されている

まず、グリーティングという手段があります。

どのエリアにどう登場させるか、といった話はありますが、試金石として、グリーティングを実施する可能性はあります。

これは人気が出ると思います!やるとすれば、アイアンマン辺りだと思います。

スパイダーマンもやって欲しいところですが、ライド終了後、〇年はスパイダーマンをパークに登場させないこと、みたいな制約がありそうなので、しばらくは難しいかと。

アイアンマンはアイアンマンルームが登場していることからわかるとおり、人気でも最上位に位置するキャラクターです。

みなまではいいませんが、フルスーツなので、色々な問題が解決します。

まずは、トゥモローランドの旧抽選所辺りで初めてみてはどうでしょうか?(バケパで使ってますけど)


スパイダーマンなど人気が衰えないキャラクターの存在

スパイダーマンなどが好例ですが、人気が全く落ちないキャラクターが一定数います。

スパイダーマンなんて、主人公や設定を変えて、3シリーズ制作されているぐらいですから。(配給が違ったり、細かな点はさておくとして)

スパイダーマン・ザ・ライドも、クオリティの高さによる人気は当然ですが、やはりスパイダーマン、という部分がかなり目を引く部分です。

アントマンなども人気ですが、やはりスパイダーマンと比較すると見劣りします。

先述のような〇年はスパイダーマンを登場させない、というった契約があるでしょうから、しばらくパークへの登場は難しいと思いますが、その契約が切れるタイミングで、スパイダーマンをパークに登場させる可能性はあると思います。

それもアトラクションとして。

どうしてもスパイダーマン・ザ・ライドと比較されるので、二の足を踏む可能性はありますが、ここは頑張って欲しいと思っています。

このアトラクションが誕生すれば、過去最高のコンテンツとなる可能性が高いですから。

作るエリアなどの調整は必要だとしても、作る価値はあると思っています。

USJでも【マーベル】のコンテンツとして選ばれたのは【スパイダーマン】だけですから。

人気も健在なのは、映画でも確認済。アニメ版のスパイダーマンの新作も全世界で大ヒットを記録しています。

最もこの配給はディズニーではなくソニーですが、スパイダーマンの人気が衰えていないことは、新作が作られ、それもヒットしていることから疑いようがありません。

カリフォルニアにスパイダーマンのアトラクションがありますが、日本での導入の際は、USJのような、激しい戦いに巻き込まれるようなライドに期待したいですね。

ちなみに、カリフォルニアのものはトイマニの最新版みたいなもので、インタラクティブなアトラクション(体験型)となっています。

ディズニーランドHPより引用

まとめ

長々と語ってきましたが【マーベル】の導入に個人的には期待したいところ。

導入まではなかなか難儀しそうではあります。

アイアンマンなどはいいですが、ドクターストレンジやソーなどは俳優の起用の問題などもありますから。

オリジナルコンテンツとして目指すなら、新アトラクションに【マーベル】のヒーローを新登場させる、なんていうのもあると思います。

まあ、アイアンマンやスパイダーマンなどの魅力的なコンテンツがあるので、そちらを使うと思いますが。

ただ、【マーベル】と名を冠する以上、多くの人が想像するのが【戦い】ですよね。

この辺りを意識したアトラクションだとうれしいな、と思います。

海外パークでは新作のライドタイプのアトラクションの導入も発表されています。

こちらにも期待がかかります!

日本で【マーベル】のアトラクションが導入されるのは、されるとしてもだいぶ先の話になりそうですが、期待したいですね!

かなりのボリュームになってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました!

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